ジャカルタの大気汚染解決への援助を中央政府へ要請。
インドネシアの首都ジャカルタの大気汚染を解決するために、ジャカルタ州政府は、中央政府に協力を呼びかけた。インドネシアの首都ジャカルタの大気汚染は深刻である。そして、その原因は、車両からの排気ガスだけでなく、北ジャカルタのMarunda工業地区にある工場からの排煙によるものでもある。現在、Ganjil-Genapといういくつかの交通区間で車両を制限し、大気汚染物質の低減を図る政策が実行されているが、まだ完全に整備されているわけではない。また、ジャカルタ市外の区間で当制度の導入は、ジャカルタ州政府のみでは難しいことから、ジャカルタ特別州副知事のSandi氏は中央政府の援助を望んでいる。さらに彼は、中央政府の援助があれば大気汚染問題は、すぐに解決されると述べた。
【Ganjil-Genapとは】
ganjilには「奇数」、genapには「偶数」の意味がある。ある区間において、奇数日はナンバープレートが奇数の車両が交通でき、偶数日は偶数ナンバーのプレートを持つ車両が交通できるという取り組み。車両に制限をかけることで、渋滞緩和、大気汚染物質の低減を狙う。